温シップと冷シップに違いはない!?

初めまして。

新米薬剤師、たまごときゅうりです。

今回は皆さん大好き、張り薬について記載していこうと思います。

温シップと冷シップに使い分けはなかった!?と題して書いていきます。結論としましては、効果としての違いはないと言う事になります。

さて、皆さんは張り薬の服薬指導はどうしていますでしょうか?

テープ剤にパップ剤、光線過敏症やかぶれなど様々なことをお伝えしていると思います。その中でも、温シップと冷シップでは温めくださいや、冷やしてくださいなどの指導もしているのではないでしょうか?

そんな温シップと冷シップに違いはないと言ったら皆さんは驚くでしょうか?それともそんなの当たり前だよー!と思うのでしょうか。ちなみに私が初めてこのことを知った時は前者の反応をしました笑

そもそも、Drがそのように患者さんに指導していることも多いため使い分けを疑ったことがある人の方が少ないのではないでしょうか??ですが、実際は温シップと冷シップに違いはないのです。違いがないと言い切るとそれは、それでまた問題があるとは思いますが、温度的には違いがないと言う事は知っておきたいですね。

温シップなら温かくなり、冷シップなら冷たくなると言う事ではなく、どちらも表面温度や筋肉などの温度については変化していないと言う事が知られています。どちらかと言えば温シップも冷シップも冷やしていると言えるでしょう。そもそも、温シップはトウガラシエキス、冷シップはℓ-メントールで感覚器官の受容体を刺激することにより温度が変化したと誤認させているだけです。その為、実際の温度変化はないのです。むしろ、パップ剤自身の水分が蒸発することにより、気化熱で患部が冷えると言う事が温シップ、冷シップともに起きているのです。

なので、温シップ、冷シップの使い分けは明確になく、使用感のいい方を使用してくださいとなるわけです。ですが、実際にはDrから使い分けてと指示されていることも少なくないと思います。なので、シップを使用した上で自分で温めたり冷やしたりするように伝えるほうが良いと思っています。

今回は、温シップ、冷シップに明確な使い分けはないことを学びました。今後も、勉強していきますので宜しくお願い致します!

大きなことも一歩から。日々勉強して努力していきましょう!!

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