初めまして!
新米薬剤師、たまごときゅうりです。
前回に引き続き今回は新型コロナウイルス抗原検査キットについて語りたいと思います。
内容としましては、
①36種類承認されている種類
②確定診断に使えるの?
の2点セットです。
この前の記事「コロナ抗原検査キットについて!(https://tamagotokyuri.com/20220124/)」でも少し触れている新型コロナウイルス抗原検査キットにの種類について触れていきたいと思います。
現在36種類承認されている新型コロナウイルス抗原検査キットですが、その中で22種類が薬局で販売できる簡易キットだと記載いたしました。さらに詳しく分類していきたいと思います。
36種類中22種類が簡易キットですと言いましたが、残りの14種類の内訳としましては定量検査が7つ、定性検査が7つでちょうど半々です。こちらの検査は簡易キットも含めすべて鼻腔または鼻咽頭ぬぐい液での検査です。唾液の物はないのでそこは押さえておきたいですね。
また、簡易キットの22種類中でも細かい種類があります。22種類中のうち6種類(クイックチェイサー、ラインチェック、エスプライン、クイックナビ、ニチレイバイオ)はなんとインフルエンザウイルスも検出できます。ただし、これら6種類を薬局で扱うことはないと思います。インフルエンザを判別する必要性がないですからね。
二番目は抗原検査キットは確定診断に使えるかどうかを記載していきます。
最初に答えを言うと、使えます。ただ、注意しておきたいことは病名を診断として確定できるのは医師のみの特権です。検査結果はあくまで診断の補助でしかないですからね。なので私たち薬剤師や、薬局で買った消費者達は検査キットで陽性が出たとしても高確率で新型コロナに罹っていると考えてすぐに病院に行って医師の診断を受けることが大事です。
では、抗原検査キットはいつでも正確に診断してくれるのかということですが実は正確性には発症してからの日数が大事になってきます。厚生労働省のホームページにも確定診断として使える場合は発症2日目から9日目のみと記載があります。こちらは今までの症例データから発症日前に使用しているものや発症日などに使用したものとPCR検査結果の一致などを見た場合乖離があるからということです。そのため、抗原検査キットを使用するタイミングは極めて重要だと思います。
今現在(R4.1.30)は抗原検査キット自体が足りない状態であり、正確に診断として使うにはタイミングが必要であるものなので病院などに優先的に配布することを国が決めたのも納得ですよね。市販の薬局で売ったとしても医療機関より有用に使える可能性は低いので物資が限られている場合はいかに効率よく、有用に使えるかが大事だからですね。
今回は抗原検査キットについて記載していきました。
少しでも皆様の情報の一つになれた嬉しいです。
大きなことも一歩から。皆様のご健康をお祈りいたします。
コメント